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運営:若島歯科医院

インプラントのメンテナンスについて

 

インプラントは貴方の口の中に来た新しい歯です。

その新しい歯を長持ちさせたいのであれば、

メンテナンスをしっかりしましょう。

 

 

【インプラント治療後のメンテナンスを怠るとどうなるか。】


インプラント治療の一部は保険対象となりましたが、

まだ全てが保険対象でないため、

負担の大きい治療のように思われています。

その上、メンテナンスが必要となると、

負担ばかり大きい治療と思われるかもしれませんが、

最近は定期メンテナンスをきちんと受けていれば

10年間無償で再治療をするというところもでてきています。


では、インプラントのメンテナンスを怠るとどうなるのでしょうか。

インプラント周囲炎という病気にかかり、

最悪の場合、インプラントが脱落します。

原因は口の中の汚れです。

天然歯を失う歯周病の原因と同じ、

プラークや歯石がこの病気を引き起こします。


インプラント周囲炎は初期の段階で気づくことができれば、

外科的処置を必要としません。

しかし、初期の段階での自覚することは難しいです。

不具合を自覚する出血、腫れ、

膿が出るという段階にいたると、

インプラント周囲炎はかなり進行してしまっています。

このような事態に陥らないために、

インプラント治療後は定期検診を受けることがかかせません。


インプラント治療を受けることを決めたら、

費用のことも含めメンテナンスのことも説明を受けましょう。

そして、メンテナンスを受け続ける覚悟まで決めて、

治療に踏み切りましょう。

 

インプラント治療時のメンテナンスについて 

 

インプラント治療は、非常に時間がかかるものです。
治療と言っても普通の差し歯とは違い、
顎の骨に穴を開けてインプラントを埋め込むという
口腔外科の手術になります。

 

一般的に1次手術を受けてから義歯が入り、
見た目が整うまでに早くても
3ヶ月から半年以上はかかるのが現状です。

 

しかし仕事などで人前に出ることが多い人は、
少しでも早く治療を終わらせたいと思うものです。

 

インプラントの場合、
手術後のキレイな状態の画像を見てしまうと憧れるものですが、
実は紹介パンフレットに載っている画像の提供者も
同じ位時間をかけてインプラント治療を受けてきたのです。

 

 

口腔外科手術ですから、
インプラント手術を受けた際には
メンテナンスが必要となります。

1次手術が終わってからの1週間は、

 

毎日通院して傷口を消毒することになります。
これは手術後すぐには歯を磨くことができず、
食事をしても口を軽くゆすぐだけなので、
雑菌が繁殖し易くなる為です。
雑菌が繁殖することで
傷口が化膿してしまう恐れがあるので、
1次手術後のメンテナンスを怠るのは大変危険です。

 

中には出血が中々止まらない、腫れが引かない、
という人もいるので、
医師の指示に従って
初期のメンテナンスをしっかりと行いましょう。

 

 

インプラントで1次手術後の消毒メンテナンスを終えると、
約2週間後に抜糸となります。
抜糸をした後からは3ヶ月~半年間程、
インプラントが安定するまで
定期的にメンテナンスを続けて
様子を見ることになります。

内容としては1週間に1回、
仮歯を外してインプラント部分を
消毒することになります。

 

かなり長い期間間があき、
それなりに良い仮歯が入ってしまうと
つい消毒にだけ通院するのが
面倒くさく感じてしまうものです。

 

そこでついこの仮歯期間のメンテナンスを
サボってしまいがちになります。

通院してもほんの3分程仮歯を外して
ちょこっとガーゼで消毒するだけなので、
大したことないと思ってしまうのです。

しかし見た目的には何ともない様に見えても、
インプラント部分は
まだ傷口が治った訳ではないのです。

 

骨の部分はまだ出血している状態であることも多く、
消毒を怠ると傷口からバイ菌が入り、
感染症を起こしてしまう危険性があるのです。
もし無事に義歯まで入れられても
歯茎から常に血なまぐさい匂いがしたり、
歯の根元が化膿してしまうこともあります。

そうなると折角の義歯を取り外して

消毒しなければならなくなるのです。

 

仮歯期間の消毒メンテナンスは
どんなに面倒でも怠らずに
しっかりとしておきましょう。

 

 

インプラントの治療を受けた後は、
無事に義歯が入るまでは
医師の指示に従って
しっかりとメンテナンスを受けることが大切です。
しかし義歯が入って一度治療が終了した後も、
実はメンテナンスが必要となるのです。

 

人は毎日食事をするもので、
その度に何度も噛んで食べます。
毎日の食事により、
人の歯の噛み合わせというのは
微妙に変わってきます。

1年では変化がなくても、
3年、5年と経つうちに
どんどん変化していくのです。

 

インプラント治療を受けて義歯を入れた時には、
その時の噛み合わせとして最適な状態で調整します。
しかし何年か経つと噛み合わせが変化することにより、
義歯への力の入り具合が変わってくるのです。
他の歯が虫歯になることにより、
義歯がぐらつく様になってくる
ということも考えられます。
義歯がぐらつく様になると、
当然インプラントにも良い影響を与えません。


また、人間の骨は老化と共にすり減って行きます。
歯の骨も加齢と共に減少していくもので、
インプラントが永遠に同じ状態で
安定したままでいられるとは限らないのです。
この様に、
人間は年齢と共に変化していくものですので、
インプラント治療が終了した後も
1年に一度はメンテナンスを受けた方が良いでしょう。

 

 

 

【インプラント治療後のメンテナンス:定期検診】

 

インプラント治療を受けたら定期検診がかかせません。

手術直後は除き、一定期間が過ぎてからは

2ヶ月から6ヶ月に1回くらい定期健診を受けるように

言われることが多いようです。

 

検診では、まず問診を受けます。

痛みや不具合の自覚の有無を聞かれることと思います。


次に、噛み合わせを確認します。

歯の噛み合わせが悪いと、

頭痛や肩こりなど体調が悪くなることが知られていますが、

インプラントは人口の歯であるために、

高さの違いが感じにくいです。

また、インプラントには天然歯にある歯根膜がありません。

歯根膜には骨に直接圧力をかけないようにするという

クッションの役割があり歯を守ります。

それがないインプラントは天然歯より

力の影響を受けやすいです。

インプラントを長持ちさせるためにも

噛み合わせの確認は不可欠です。


それから、歯茎の状態を確認し、

インプラントについた汚れの除去をします。

前述した歯根膜は骨に直接圧力をかけない

クッションの役割だけでなく、

感染症から歯とその周囲を守り、

周囲の組織の再生も助けていると言われています。

インプラントにはそれがない以上、

歯茎の状態を人力で確認しケアしてあげる必要があります。


その後、正しいセルフメンテナンスの仕方を確認をかね、

指導するところが多いようです。

インプラントの調子が良ければ良いほど、

日々の忙しさにかまけて、

ケアが雑になりがちなものです。

検診を初心に戻る機会に利用してはいかがでしょうか。

 

 

【インプラント治療後のメンテナンス:セルフメンテナンス】

定期検診に行っているから、

インプラント治療後のメンテナンスは完璧だということはありません。

やはり口腔内のケアの基本は、

セルフメンテナンスです。

毎日の歯磨きの一回、一回を大切にしましょう。
インプラントの歯と天然歯、

ブラッシングの方法は変わりません。

力任せにごしごしと歯を磨いてはいけません。

丁寧に優しくブラッシングしましょう。

ブラッシングの時に使う歯ブラシの種類は色々あり、

これでなければならないということはありませんが、

固めのものが好みの方は特に注意しましょう。

ブラッシングの仕方によっては歯茎を傷つけてしまいます。


また、歯磨き粉も歯ブラシ同様に様々なものがありますが、

含まれる成分により得られる効用が異なります。

口臭対策であったり、ヤニ除去であったり、

ご自分が求める効用のものを使われると良いでしょう。

しかし、歯磨きの基本はブラッシングのそのものの質です。

歯磨き粉に頼らず、歯を綺麗にできるように心がけましょう。


毎日、歯磨きをしていたのに、

虫歯になってしまったというご経験のある方も多いと思います。

それは普通に歯磨きをしただけでは取り除けない

汚れというものがあるためです。

そのような汚れには、

歯間ブラシやデンタルフロスが有効です。

必要に応じて、これらのケア用品も使うと良いでしょう。


インプラントを長持ちさせる方法は、

天然歯のためにも良い方法です。

毎日のセルフメンテナンスを丁寧にしつつ、

定期検診に行くという方法で、

歯の健康を守りたいものです。