埼玉県さいたま市でインプラントなら埼玉インプラントクリニックまで

運営:若島歯科医院

インプラント治療後にも通院が必要な理由とは

“インプラントの治療をした後に気を付けなければいけないのが、噛み合わせへの影響です。

意外と気にせず過ごしてしまうことも多いのですが、噛み合わせが悪くなると深刻な体調不良を引き起こす要因にも繋がり、最悪の場合はせっかく治療したインプラントが使えなくなってしまうこともあります。

例えば体調への影響ですと、噛み合わせの悪さは偏頭痛を発症したり、肩こりの原因にもなると言われています。また不眠気味になって病院へ行くと、自律神経失調症という病気の診断がされてしまうこともあります。

食事の際にも噛む回数が減ることで体に負担がかかり、内臓疾患の原因になる可能性も出てきます。

噛み合わせが悪いと毎日の歯磨きもしにくくなるので、歯周病になったり、他の健康だった歯が虫歯になってしまったりします。特に気を付けなければいけないのは歯周病で、治療したインプラントが取れてしまうことにもなりかねません。それ以前に噛み合わせの悪さから、義歯が欠けてしまうといったケースもあります。

そういったトラブルは無視されがちで、自分が気を付けているだけでは、なかなか防ぎきれないものです。そのため定期的に治療を受けた歯科を訪れ、しっかり噛み合わせの確認を含めたメンテナンスが重要になるのです。

 

 

インプラント治療を行った後で怖いのは、インプラント周囲粘膜症やインプラント周囲炎といった病気です。

これらはインプラントの周囲に起こる感染症なのですが、放っておくとインプラントを取らなければいけなくなってしまうので注意が必要です。

インプラント周囲粘膜症というのは、通常の歯と同じようにプラーク(歯垢)を原因として起きる疾患で、インプラントの周囲に腫れや出血といった歯肉炎と似た症状が表れます。この段階では歯の周囲に増殖した歯周病菌を取り除くといった治療ができるので、インプラントを失うまでは行きません。ですが、これを放置して悪化させると、もっと怖いインプラント周囲炎という病気になってしまいます。インプラント周囲粘膜症より進行したインプラント周囲炎は骨の部分にまで細菌の感染が及んでしまうので、治療は大変に難しいのが実情です。

通常の歯とは違ってインプラントを付けたままでは細菌を取りきれないため、せっかく治療したインプラントを抜かなければ治療できないといったことにもなります。

こうした最悪のケースを防ぐには、定期的なメンテナンスが必要です。悪化させて手遅れになる前に、どれだけ忙しい人でも半年に一度は通院して、主治医の診察を受けましょう。

 

 

インプラント治療を行っている歯科医への疑問の中に、治療が終わったのに何故通院しなければならないのか、といったものを良く見掛けます。

確かに「これで治療が終わった!」と喜んだのに、また来てくださいねと言われれば、少し憂鬱な気分になってしまうのも分かります。ですが、せっかくインプラント治療をして美しい歯を手に入れたのですから、それを台無しにしたいと思う人はいないでしょう。ずっとインプラントを使い続けて行くためには、きちんとしたお手入れとメンテナンスが必要なのです。

まず第一に重要なことは、毎日の歯磨きです。

インプラントは人工的な歯のため、通常の歯に比べて歯槽膿漏など歯茎の病気を自覚しにくいという欠点があります。

ところがインプラントにとって最大の敵は歯周病菌で、歯周病に侵されて歯茎が痛んだり痩せたりすると、インプラントが抜け落ちてしまうことがあるのです。

健康な歯を保つにも歯磨きは大事なことですが、インプラントを入れた後は特に気を付けるようにしましょう。

そうはいっても厄介なのは、自分でインプラントの異常が分かるようになってからでは、既に手遅れだということです。

インプラントを抜かなければ治療できない、なんてことにならないためにも、しっかりとメンテナンスを受ける必要があるのです。”