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運営:若島歯科医院

歯を失ったままにしていては駄目!正しく理解しておきたい歯科治療の必要性

・歯を失ったままにしても平気だと思っていませんか?

歯を失う、特に1本、2本の歯を失っている人は少なくないだろうし、ほっておいても平気だ、治療までする必要はないと思ってはいませんか。
その考えは適切だとは言えません。上下併せて32本もあるのだから1、2本程度なら問題ないように思えますが、たった1本の歯を失っても他の歯や歯茎等に大変なダメージを与える場合があるのです。


では、歯を失うとどうなってしまうのか。歯は実は1本、1本独立しているようで実は相互に支え合っています。そのため、1本歯がなくなってしまうと、その隣り合う2本の歯が支えを失うことになり、徐々に傾いてくることになります。そうなれば噛み合わせ等も悪くなります。
またすき間が生じている状態ですから、歯垢等がその部分に溜まりやすくなり、より虫歯や歯周炎となるリスクが高まります。更に抜けた歯を支えていた顎の骨に刺激が伝わらなくなるため、その顎の骨が弱ってくるのです。
つまり、たった1本の歯であっても放置していて良いことなど一つもなく、むしろ歯だけでなく体の健康も害することになる等、正に百害あって一利なしです。従って歯が抜けたら早期の治療が不可欠なのです。

 

 

 

 

歯を失った場合は体の健康も害することに繋がる

歯を失うことは、失った歯周辺の歯が支えを失うことで傾いたり、すき間が生じることで歯垢が溜まりやすく歯周病になりやすくなったり、またその歯が下顎の歯だったとしたら、噛み合わせとなっていた上顎の歯が徐々に下がってくる等、歯全体に悪影響が及びます。
しかも歯を失ったことによる悪影響は歯や歯茎だけに留まらないということを、しっかりと自覚しておくべきです。まず、歯が失われた場合には前述のような噛み合わせが悪くなる等により、頭痛や顎の痛み等が生じやすくなったり、抜けた歯の位置によっては顔にしわが生じたり、ゆがみが生じる場合もあります。


更に歯の健康が損なわれた場合は、頭や顎だけでなく体全体の健康を損ねる原因となる場合もあります。歯の役割と言えば、食べ物をかみ砕き、消化しやすい状態にすることであり、歯で砕かれた食物を私達は体内に取り込んでいる訳です。その歯が細菌まみれの状態であれば、当然そうした細菌が歯の周辺だけでなく体内に取り込まれやすくなります。そうなれば健康を蝕む細菌が体へ拡散し、思わぬような病気の原因となる場合もあるのです。


そのため、歯や歯茎の健康状態を守ることは、同時に体の健康を守ることにも繋がると言えます。たった1本や2本の歯を失ったぐらい治療などせずとも平気だなど考えず、とにかく早期に治療することが必要なのです。

 

 

 

 

歯を失った場合は主な治療方法

繰り返しとなりますが、1,2本の歯を失ってぐらいなら平気だという考えはとても危険な考え方です。平気であってはなりません。とにかく早期に歯科へ行って適切な治療を受けるべきです。
では歯を失った場合の適切な治療にはどのようなものがあるか、ご紹介します。主な治療方法は「ブリッジ」「インプラント」「入れ歯」の3つが代表的なものです。ではそれぞれの治療方法の概要やポイントを簡単に説明します。


「ブリッジ」
ブリッジとはその名のとおり橋を繋ぐように、抜けてしまった歯の両隣に生えている歯を支えとして、架工義歯と呼ばれるものを失った歯の部分に装着することです。ブリッジ装着時に両隣の歯を削るため、両隣の歯にも多少ダメージが生じますが、しっかりと義歯が固定されますし、1本歯を失った場合時には最もポピュラーな治療法と言えます。
「入れ歯」
入れ歯は、患者自ら付け外しが出来る義歯を作ってもらい、失った歯の部分に入れることです。両隣の歯へのダメージはブリッジより少ないのですが、完全に固定される訳ではないので、他の歯とは別にこまめな手入れが必要となります。
「インプラント」
インプラントとは、歯茎骨とチタンが結合する性質を利用して骨にインプラント体というネジのようなパーツ埋め込み、そのパーツへ義歯を接合させるという方法です。インプラント治療は治療可能な場合と治療不可の場合があることと、保険適用外というデメリットがありますが、周辺の歯への影響も少ないより安定感のある義歯装着法と言えます。
これらの中でどの治療法が良いかは、歯科医と相談して適切に判断するようにして下さい。いずれにせよ、歯が抜けた状態を放置することだけは危険ですので、一刻も早い対応が望まれます。