骨誘導再生法(GBR)
骨誘導再生法(GBR法)とは
歯を失ったり、歯周病などが悪化することが原因で歯槽骨は痩せてしまいます。また、歯を失ってから長い期間が経っていると、周囲の歯槽骨も吸収をされてしまい広範囲に骨が痩せてしまうこともあります。
骨誘導再生法(GBR法/Guided Bone Regenerationの略)は、上記のような場合に、メンブレンと呼ばれる骨の再生を促す膜を利用して骨を再生させる治療法です。
骨誘導再生法の流れ
1.インプラントを埋め込む
まずインプラントを埋め込みます。歯槽骨が痩せてしまっている場合、インプラント全体を骨に埋め込むことができず、一部表面が露出してしまいます。
2.自家骨または骨補填剤の設置
埋入したインプラントの周りに、粉砕した自家骨、または骨補填剤を置き、メンブレンで覆います。メンブレンは、骨の再生を行う際に歯肉などの軟組織が骨再生をする部位に入らないように遮断する特殊な膜です。メンブレンで覆うことで、骨の再生だけを行うことができます。
3.骨再生期間
メンブレンで再生部位を覆った後、歯肉をかぶせ、骨の再生を待ちます。
骨の再生にかかる期間は患者様により個人差がありますが、一般的に3ヶ月から6ヶ月程度です。