歯茎再生とは？　歯茎を取り戻すのに必要な費用

歯茎再生とは、後退してしまった歯茎を取り戻すための治療法です。

歯茎が下がった状態では、歯根が安定しないために歯が不安定な状態になります。

このような状態を放置していると、見栄えも悪いですし、なにより歯に悪影響を与えてしまいます。

特に、歯茎が後退することで最も影響を受けるのが歯根です。　歯根は歯全体を支える大事な部分ですので、ここがやられてしまうと歯全体がボロボロになってしまいます。

この歯茎再生の治療法を行うことで、あなたの歯は安定感を取り戻し、よりよい生活を手にすることが出来ます。

歯茎を取り戻すためには、まず、歯茎再生を行う為の資金を用意しておかなければなりません。

歯茎再生治療は保険適用外なので、数万円単位での出費を覚悟しましょう。

例えば、歯茎再生治療ではポピュラーな結合組織移植では、おおよそ4万円ほどの出費がかかります。

歯茎再生治療はたしかに費用がかかりますが、歯茎が下がった状態のままで生活を続ければ、歯周病などを併発してしまって、それ以上の出費がかかってしまう事態になってしまうでしょう。

歯茎の後退は口の中で起こるあらゆる病気に繋がっていきます。　けっして放置したりせずに早めの治療を心がけておきましょう。

歯茎再生の方法はいくつかありますが、その代表的な方法とその費用を見て行きましょう。

まずは、先ほど例に挙げた結合組織移植術です。　この方法は細胞の移植手術を使った治療法で、移植に使える部位の細胞を、歯茎再生を行う場所に移植する事で補完する治療法になっています。

こちらの相場は3万円から5万円台です。　細胞を移植すると聞くと大げさに聞こえますが、失われてしまった歯茎をまだまだ元気な細胞を使って補うという治療法になります。

次にご紹介するのが遊離歯肉移植術です。　こちらのお値段は五万円です。

こちらも同じく移植を行って歯茎を再生させるという治療法ですが、結合組織移植術とは細胞組織を採取する場所が違います。

結合組織移植術では、上あごの口蓋部分から細胞を採取して移植するのに対して、遊離歯肉移植術は上あごの奥歯の内側という歯肉が豊富な場所から採取して移植を行います。

また、移植手術以外にも、歯茎が下がってしまって歯根を再生する必要がある場合、費用が生じる場合もあります。

この方法で使われる薬がエムドゲインです。　エムドゲイン治療には最大で10万円ほどかかります。

エムドゲインは歯茎治療ではなく、セメント質などの歯の組織を再生させる薬ですのが、歯茎再生を行う上では重要な役割を担っています。

歯茎再生に多額の費用がかかるということは説明をしてきましたが、ここである疑問が発生します。

「たまに安い価格で歯茎再生をやってくれるという場所を見るけれど、その場所で再生を受ければよいのでは？」という疑問です。

まず、ご理解いただきたいのは、歯茎再生治療のような治療の際に高度な技術が必要となるような治療法では、決してお金を出し惜しみしてはいけないという事です。

たしかに、安く歯茎治療を請け負ってくれる歯科は存在するでしょうが、そのような歯科で治療を受けるとすると技術面で不安が残ります。

もしも技術面が不安な医師による歯茎再生を受けたならば、美しく歯茎の移植ができなかったり、その後の経過観察でトラブルが発生する可能性もあります。

また、歯茎治療は手術を受けて終わりという治療法ではなく、その後の経過観察も重要な治療法です。

だからこそ、治療や手術にかかる費用の出し惜しみを止めて、技術と実績がある信頼できる医師に相談をしましょう。

あなたの体に本当に投資をできるのは、あなた自身だけです。

体は資本という言葉は近年よく聞く言葉になっていますが、だからこそ、この体に対する異常を解決するための手段には最大限の投資を行うべきなのです。”