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運営:若島歯科医院

歯茎が痩せる・下がるなど諸症状の原因について

老化現象が原因

私たちが、毎日を元気に快適に生活するため、食事を行わなくてはいけません。軟らかい食材だけでなく、時には堅い食材も食べなくてはいけないため、こういった堅い食材を髪切ることができる丈夫な歯が、食事にはまさに不可欠です。ただし、歯は常に健康に保つことができるというわけではなく、様々な要素を原因に、歯を支える土台である歯茎がやせる・下がるなどした結果、最終的に歯は抜け落ちてしまいます。これら諸症状を引き起こす原因には様々な要素が指摘されていますが、その中でも、多くの方に無関係とはいえない原因の一つが、老化現象です。


年齢を重ねると共に、私たち人間の身体は、若い頃と比較して、徐々に衰えを見せ始めます。
歯茎もその例外にはならず、加齢と共に健康な常態を維持することが徐々に難しくなってしまい、最終的には身体の他の部位と同じように歯茎も痩せてしまい、歯が下がってしまうなどの症状が起きます。
加齢を原因とするこれらの症状については、日頃からメンテナンスを欠かさず行う事によってその発現を最小限に抑えることができる上、発生自体を予防することもできます。


例えば、口内を常に健康な状態に保つために必要なビタミンなどの栄養素をしっかりと補ったり、適切な口内清掃を欠かさず行う事で、下がりややせるなど、加齢による進行を予防する効果が期待できます。

 

 

 

歯周病など口内病が原因

最近、特にちまたでよく目にする言葉の一つに、歯周病や歯肉炎という言葉があります。これらは、読んで字のごとく、全て歯など口内に纏わる疾患で、現代病に通じるとも言われている症状です。

食事の多様化をはじめ、不規則な生活の常態化による食事バランスの悪化や夜間の食事など、およそ現代生活が主な原因とされるのが、歯周病や歯肉炎などの諸症状です。


歯周病や歯肉炎は、歯の周りに雑菌が繁殖し、その雑菌を適切な形で取り除かず放置することにより、徐々に歯茎や歯の神経が冒され、最終的に腫れややせるなどの諸症状へと発展します。
更に、歯周病や歯肉炎の原因といわれる細菌は、歯や骨に有害な酵素や毒素を排出します。歯の周りでこの毒素や酵素が常に発生してしまうことで、歯を支える歯槽骨が溶けてしまい、歯茎が下がったりやせ衰える原因となります。

 


歯周病は完治まで非常に長い期間を有する上、歯周病によって口内の健康が損なわれてしまうと、元の状態に戻すことがとても困難となってしまうので、日頃から、適切なブラッシングを併せた歯磨きや口内環境の正常化を図る必要があります。
特に、夜間など長時間にわたって眠る前には必ず、口内の歯周病菌を除菌し、歯垢や食べカスなどの汚れを取り除いておくことで、やせるなど歯茎の諸症状の発現を予防できます。

 

 

 

過剰なブラッシング等が原因

歯茎が痩せたり下がったりする症状といえば、主に歯周病菌が原因の物であったり、加齢による身体の衰えが原因というイメージを真っ先に思い浮かべる方が多いのでは無いでしょうか。
ところが、これらの要素が原因となってしまう事もあるのですが、実は、現代ならではの原因として昨今指摘されているのが、過剰なブラッシングなど歯磨きに纏わるものです。


歯磨きと言えば、食後の汚れた口内環境を正常化する、とても良い行為というイメージが大変強くもたれがちです。実際、歯磨きを通じて口内環境を常に清潔にしておくことで、口臭のや虫歯などの諸症状を予防することができます。
ところが、適切なブラッシングを心がけた歯磨きなら良いのですが、必要以上に強い力でブラッシングすると、口内の様々な箇所に無数の傷ができてしまいます。これら傷は、口内細菌が滞在する場所として最適で、特に歯茎がやせる原因となる歯周病菌などの細菌が常態化する要素の一つとなってしまいます。


更に、歯磨きの際に用いる歯磨き粉の中には、研磨剤と呼ばれる成分が配合されているものがあります。
研磨剤とは文字通り、歯の表面を研磨することによって、歯に付着した歯垢や黄ばみなどを鳥ぞき、白くて綺麗な歯を維持する効果があります。反面、研磨剤で強く磨きすぎてしまうと、歯茎を削り取ってしまい、最終的にやせる原因となってしまいます。
歯磨きは、あくまでも適度な力と加減を持って行うことが大切です。